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男性不妊の検査
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| 男性不妊の基本検査は、問診、視診、触診、 その他に精液検査やホルモン検査などがあります。 基本検査のあとで、精密検査が必要になることもあります。 これらの流れは病院の方針により異なります。 |
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| 基本検査 |
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| 問診 1・過去にかかった病気のこと。 幼児期の停留精巣や鼠経ヘルニアの手術経験の有無。 思春期以降に流行性耳下腺炎(おたふく風邪)にかかったかどうか。 2.セックスのこと。 セックスレスや勃起不全(ED)になっていないかなど。 |
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| 視診と触診 精巣や精巣上体の大きさを診たり、触診して不妊の原因になるトラブルがないかを診察します。 この検査だけで精索静脈瘤などを発見できることがあります。 肛門からの触診により、前立腺の異常なども。 |
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| 陰嚢部超音波検査 この検査により、精巣容積、精巣の性状(精巣腫瘍の有無など)、 精索静脈瘤の有無などがわかります。 陰嚢部にゼリーをつけて、超音波のプローブを当てて検査をします。 |
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| 尿検査 採尿して尿糖(糖尿病)、尿たんぱく(腎臓病)、赤血球や白血球の数を調べます。 白血球が多いと、前立腺をマッサージした後で再度尿検査を行うことがあります。 |
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| ホルモン検査 下垂体や精巣から出ているホルモン、男性ホルモン(テストステロン)・ 卵胞刺激ホルモン(FSH)・黄体化ホルモン(LH)・プロラクチン(PRL)などの量を測定します。 この検査により、精巣、下垂体の機能、高プロラクチン血症の有無などがわかります。 精巣の精子を作る機能に問題があると、血中のテストステロンが低下し、 逆にFSHやLHが上昇してきます。FSHは高すぎても低すぎても造精機能障害が、 PRLが高い場合は視床下部、下垂体疾患が疑われます。 ■性腺機能
■下垂体
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| 染色体検査 血液中のリンパ球の染色体の検査。培養して調べます。 男性不妊の2〜3%に性染色体や常染色体の異常がみられます。 特に多いのが、2本の性染色体のうち、X染色体が1本多い「クラインフェルター症候群」です。 この場合は精巣が大きくならず、男性ホルモンも少なくなります。
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| 精液検査 男性不妊の原因を探る上で基本となる検査です。 方法としては、マスターベーションで採った精液を顕微鏡などで観察し、 精子濃度・運動率・奇形率などを調べます。 精液は、病院からもらった容器に直接入れます。 家で採取する場合、コンドームを利用してもかまいませんが 殺精子剤が入っているコンドームもありますので注意が必要です。 精液は自宅の場合、採取してから1時間以内、遅くとも2時間以内に病院へ届けます。 しかし最近では専用の部屋が完備されている病院が増えていますので、できれば病院で 採った方がいいでしょう。温めすぎても冷やしても精子の状態が悪くなるので、 人肌ぐらいの温度で持って行くようにしましょう。 その時の男性の体調や精神状態によって、精液の状態は変動があります。 検査結果が悪い時でも悲観せず、何回か検査しなおして様子をみましょう。 |
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精液検査は、48時間以上1週間以内の禁欲期間をおいて受けます。 禁欲期間が短すぎると前の射精の影響で精子が少なくなりますし、、 長すぎると精子の動きが悪くなります。禁欲期間はきちんと守りましょう。 |
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| 精密検査 |
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| 精巣生検 精液検査で[重度乏精子症」「無精子症」などの結果が出た場合は、 精子の製造工場である精巣の検査をしなければなりません。 精巣(睾丸)がどれくらい機能しているかを調べるのです。 これを「精巣生検」といいます。 精子の通り道が障害されている閉塞性無精子症では100%精子が見つかり、 精巣(睾丸)そのものにダメージがある非閉塞性無精子症でも、約40%の確率で 精子を見つけることができます。 生検のやり方としては、陰嚢に局部麻酔をした後、0.5〜1cmほど切開して 精細管の組織をごく少量採取します。組織をすぐに顕微鏡で確認し、 もし精子が見つからなければ、さらに左右の精巣から3ヶ所ずつ採取して 精子の有無を調べます。最後は糸で縫合して終了となります。 精細管の太さは、精子を作っている精細管では太く、 精子を作っていない精細管や、精細胞もない精細管内が詰まった精細管では 細くなっています。この性質を利用して、精子を作っている太い精細管を探すために 最近では顕微鏡を使用するようになりました。 この顕微鏡を使用する方法(micro dissection)を実施すると、 従来の方法(multiple biopsy)よりも、精子を発見できる確率が高くなります。 この検査で精子が見つかれば、通常はそのまま凍結保存をして顕微授精に備えます。 (最近では、精子を確認するだけの意味で生検を行うことはしない病院が増えています) 精子がいなくても、精子になる一歩手前の後期精子細胞があれば、 それを使って顕微授精をすることも可能です。最近では妊娠例も増えてきました。 このように、精巣から採取した精子を使って顕微授精を行うことを TESE(精巣上体から採取した場合はMESA)−ICSIと言います。 |
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| 精管精巣造影検査 精子が通る道の通過障害の個所を調べる検査です。 精巣で精子が正常につくられているのに、精液中に精子がいないのは 精子の通る道の通過障害が疑われます。 陰嚢の上部に局所麻酔をして1cmほど切開し、精管に造影剤を入れて X線で撮影すれば、精管の様子がくっきり映し出され、詰まっている個所がわかります。 |
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| 抗精子抗体の検査 抗精子抗体とは精子に対する抗体のことで、男女それぞれにあります。 その抗体が精子の尾部に結合すると、精子の運動性がなくなったり 精子の頭部に結合すると精子の受精能力が失われたりします。 女性につくられた場合は、精子を異物とみなし、排除しようと攻撃してしまいます。 男性の場合は精管に閉塞した部位があったり、精巣に炎症が起きるとつくられやすくなります。 ■女性の検査:フーナーテスト ■男性の検査:精子に結合している抗精子抗体を直接調べるイムノビーズテストと、 抗精子抗体の生物活性を調べる精子不動化試験があります。 パイプカット後や精巣の外傷の後では、高頻度で陽性になります。 |
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| 精液培養検査 精液中に白血球が多い場合に行う検査。細菌の種類などを調べます。 |
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| 遺伝子検査 非閉塞性の無精子症や高度の乏精子症の方のY染色体の微小な欠失、 先天性の精管欠損症で嚢胞性繊維症の責任遺伝子との関係を調べる為に行います。 |
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| 精子生存性検査 精液中に動いていない精子が多数認められるときに、 その精子が生きているのか死んでいるのかを判別する検査です。 |
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| 電子顕微鏡による精子尾部検査 生きているが動いていない精子が多数精液中に存在する時に行います。 精子の運動をつかさどる精子の尾部を電子顕微鏡で観察し、 構造に異常がないかを調べます。 |
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| ハムスターテスト 精子に受精能力があるかを調べる検査です。 透明体を除いたハムスターの卵に、精子が侵入できるかを調べます。 ※最近ではハムスターを使わず、人間の卵で行われつつあります。 |
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| アクロビーズテスト 精子の頭部の機能と運動性を調べる検査です。 結果が陰性の場合は自力で受精できませんので、通常の体外受精ではなく 顕微授精の対象となります。 |
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| HOS(ホス)テスト 精子の受精能力を調べる検査です。 精子を浸透圧の低い液の中に入れると尾部の構造が変化することを利用した検査法です。 顕微授精を行う時に、動いている精子が見つからないときは 精子が生きているかどうかを判定するために行います。判定後、 生きている精子を選び、再び浸透圧の正常な液の中にすぐに戻して 精子を元の形に戻し、そのまま顕微授精に用います。 |
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| 尿中精子検査 膀胱に精子が逆流していないかどうかを調べる検査です。 無精液症または精液減少症の場合に行います。 射精後、または射精感のあったあとに、尿中の精子を調べて 精子の数が多い時は「逆行性射精」と診断します。 逆行性射精の場合は人工授精を行う事で妊娠が可能になります。 |
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| この他に・・ |
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| フーナーテスト 子宮頸管の中まで精子が入っているかどうかがわかる検査です。 排卵日頃に性交し、3〜12時間後に女性の子宮頸管粘液を採取して その中にいる精子の状態を観察します。 ただ、フーナーテストは男性、女性それぞれの体調によってもかなり左右されるので、 タイミングよく検査を行わないと本当は正常でも検査結果が悪くでることがあります。 数回の検査を行い、すべて悪い場合にフーナーテスト不良と判定します。 この検査も、精液検査同様2〜6日は禁欲した方がよいでしょう。 子宮頸管内の運動精子が5個以上、運動率60%以上ならば合格です。(病院による) ■400倍視野当たり15個以上(優)、10〜14個(良)、5〜9個(可)、4個以下(不良) 男性がどうしても精液検査を受けたがらない場合には、この検査である程度の代用は可能です。 |
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